2020年上半期までのヘッドホンオーディオ

この上半期もヘッドホンオーディオ環境の向上に自分なりに取り組んできました。予想外のIYHもありましたが、一旦はなんとか落ち着いた形です。現在は次のような構成になっています:

DAC: Ayre QB-9 Twenty (電源ケーブル:KRYNA Acca 5)
HPA: Violectric V200 (115V昇圧:Electro Harmonix EHU600、電源ケーブル:TRANSPARENT PowerLink MM)
インコネ: ansuz acoustics Signalz X / XLR
USBケーブル: Wireworld Platinum Starlight 7
電源タップ: Audio Replas SAA-6SZ-MK2 (壁コン電源ケーブル: Chikuma Tuneful AC)
その他: KOJO Force Bar EP, IsoTek ISOPLUG
ヘッドホン1: Focal Utopia (ケーブル: Moon Audio Silver Dragon V3 Premium for Focal Utopia)
ヘッドホン2: Sennheiser HD800

……こうやって見るとかなり変わってますね。音は最終的に個々の主観なので、ここに至るまでの経緯を中心にお話します。

ヘッドホンアンプ購入からの流れで、はじめに主に電源に焦点を当てました。aet EVO-1304Hや今話題のSAC SUNSHINE REFERENCEなど、比較的バジェットなあたりを何種類か買って試していました。

そこに、トラペのPLMMが中古で比較的安く手に入り(と言っても非常に高いのですが)、高級ケーブルの味を知ってしまったがために、混迷を極めました。というのも、このケーブルを様々な場所で試しているうちに、USBケーブルであるWireworldのポテンシャルの高さに気がついてしまい、こいつを生かしてやりたいという思いが強まり、方向が逸れはじっていきます。

確かにAyreのDACはハーフラックサイズでコンパクトで、死ぬほど頑張ればなんとか手が届く値段ということで、知ってはいました。ただ当初は、使っていたADI-2 Pro FSへの送り出しをトランスポートに専用化することで、音質向上とMacのセキュリティ向上を狙っていました(前回記事の動機の通りです)。

色々調べた結果、exasound Playpointの購入を考えました。売っているサイトを見つけ注文までしたのですが、なんと実際は在庫なし。しかも生産完了で代理店にもすでに在庫なし……

失意のうちに色々なサイトを回っていると、某所でAyreのメーカーデモ品が売っていました。Playpointによるネットワーク化が絶たれた今、物欲が抑えられるはずもなく、DACによって直接音質向上すればよいのではという思いに至り、思い切って購入してしまいました。

結局、家でセッティングしているうちにUSBケーブルが短すぎて辛くなり、オーディオPC分離もやってしまうんですがね。

じゃあついでとインコネを更新し、千曲の電源ケーブルを調達し……と、その他色々やっていたら、そのうちにUtopiaのケーブルが逝きそうになって急遽買い足したり、サブヘッドホンをGradoからもうちょっと分析的なものに変更したり……と、いつの間にかガラッと変わってしまいました。こわいこわい

…………

ここまで話しておいて音の話をしないのもおかしいので、少しだけお話しておきます。音に関してはあまりうまく感想が言えないので、参考程度に。

現在はDACの良さを生かしてうまくアレしよう()という方針でやっています。初めてAyreのDACを聴いたとき(Mac + Audirvanaに直つなぎ)、不思議な気持ちになりました。というのも、全体的にふんわりとした音像なのですが、たしかに芯があり(これはオーグラインが効いていたかも)、そこに楽器が存在するような感覚を感じたからです。

その感覚を不思議に思っていたのですが、Ayreのアンプの感想を読んでいくと、なんと似たような記述がありました。あーじゃあ、Ayre製品はそういうものかな、と今は考えています。この感覚が面白かったので、ぜひこれを生かしてグレードアップしていきたいと思っています。

そこでまず、ヘッドホンアンプにPLMMを配しました。Violectric V200は音が少し明るめになる印象だったので、ダーク目の音だったPLMMで中和しています。効果はPLMMのほうが強めで、少しダークになります。

PLMMは大変有名なケーブルですので、初心者の私がどうこう語るまでもないのですが、全体的な音のランクを1ランク以上なめらかに、品よく仕上げてくれるような感想です。また、低音がやや多めになりますが、低音はすきなので少しくらい多くてもいいかな、と思っています。

このPLMMの問題はとにかく巨大なネットワーク部と曲がらない太いケーブルにあって、取り回しなどというちゃちい概念は存在しません(?)。タップ位置などを調節してなんとかしましたが、ケーブルをいじるとアンプのほうが動いてしまうのが常で、非常に難儀しています。。

次に、DACの電源ケーブルに、クライナのAcca 5を使ってみました。これだけ値段がかなり落ちるのですが、そう、これは私が頑張って新品で買ったものです。

このケーブルは、音のテクスチャ?のようなものが繊細で、音色をよく捉えられる気がしています。また、若干平面的ではありますが、音場の空間的な広がりも全方向に感じられます。この2点を中心に、DACの役割に対して利点しか与えないかなと考え、採用しました。

ここが繊細になる分、音に対する影響も大きく、システム全体としてのノイズ対策がシビアになるようでした。ということで、送り出しPCの前回記事のような対応や、タップの空きコンセントの適切な場所にISOPLUGを挿す、インシュレータを入れる、電源ケーブルをいろいろ変えてみるなどの様々な試行錯誤が求められました。

お金が溜まり次第、この部分は構成が変わるかもしれませんが、今のところはかなり気に入っています。

さらに、全体的な対応としてXLRケーブルの交換を行いました。Acca 5を導入するということで、オーグラインの音にある芯のようなものがきつく感じてしまうことがままあり、変更の必要性を感じていました。(今となっては順番としてちょっとおかしい気もしていますが。。)

そこに、ansuz社のフラッグシップラインのケーブルやインシュレータが流行っているとの噂を聞き、貧乏人の私もその波に乗りたい!と思い、ちょうどXLRケーブルを探していたこともあって、エントリーラインのケーブルを頑張って注文しました。中古品もなく、人気商品で入荷まで1ヶ月待ちとのことで、大変でした。

このXLRケーブルがかなり当たりで、音が更になめらかになって、リスニング体験がかなり向上しました。また、少々暗めに落ちていた音色も明るい表現もできるようになったように感じられますし、音の芯を意識させるのではなく、DACの「ふんわり、でもそれっぽい」(?)良さに更に緻密さを足し合わせてくれたのではないか、と考えています。

加えて、壁コンからの延長ケーブルを廃して、千曲の電源ケーブルを引っ張ってきました。いい加減延長ケーブルをやめたかったのと、音をなるべく変えず全体的な質を維持、向上させる目的で導入しました。今の所問題ないように思っています。

このケーブルは柔らかくてとても使いやすく、助かっています。また、音の面でもあまり色付けがないようなので、下流の調整がしやすく、これもまた助かっています。

そういえば、UtopiaのヘッドフォンケーブルもSilver Dragon V3 Premiumに変更しています。これは純正ケーブルが断線しそうになってしまったため(結局断線もせず普通に使えているのですが)、慌てて導入したものです。

こちらのケーブルは、全体的に上品な音となり、残っていた音のピークもやや緩和され、聞きやすい音になりました。はじめは純正ケーブルよりかなり暗めの音になって、大丈夫かな?と思っていたのですが、少しずつもとの調子を取り戻し、分離感や音場の感じなども向上しています。

エージング時間が80hとのことで、まだまだ時間はかかるようなのですが、もう下手に変わってもらわなくてもいいかなと思っています。

……

うっ、だいぶ長くなってしまいましたが、とりあえずはこんな感じです。音の雰囲気はともかく、私の苦労だけでも感じ取れていただければ幸いです

今後はクリーン電源とか入れてみたいですね。あとは、仮想アースの再検討でしょうか。

Intel NUC導入メモ〜オーディオ専用PCとして

ここ1,2ヶ月でオーディオ環境に様々な変化があり、現在も構成を変更中です。そこで、かけるところから書いてみようということで、久しぶりに書いている次第です。

Mac + Audirvanaの再生環境は概ね快適なのですが、問題点をはらんでいました。

それは、Direct Modeを使用するために、OSのパッチを当てたりアップグレードしたりするたびにカーネル拡張を置き換えなければならない、という点です。これがキャッシュやらなにやらと、なかなか面倒くさい。

面倒ならOSのアップデートをとめておくという手もありますが、これはセキュリティ的に問題があります。特にAudirvanaのライセンス認証やアップデートにはインターネット接続が必須ですので、危険です。

私は面倒だったのでOSのアップデートを止めていたのですが、いい加減この状態を続けるのもヤバいと思ったので、今回思い切ってMacからオーディオ再生を分離することにしました。ただし、XLRケーブルにお金を使ってしまい予算がかなり少ないので、とにかく安く上げることを意識しました。

何を用意したのかといいますと、Intelのベアボーンキット、NUCです。いわゆる超小型PCですね。最終的にこのPCにJPLAYfemto(SinglePCモード)とAudirvanaを導入し、Audirvanaの出力をJPLAYfemtoのUPnPレンダラーとし、Audirvana Remoteから遠隔操作することにしました。

モデルはNUC10i3FNHで、スペックはCore i3 10110U(2コア4スレッド、正直ここまで必要なのか疑問ですが)、メモリはDDR4-2666から選択、ストレージはM.2 SSDから選択、OSなしという感じです。ここに8GBのメモリを1枚、120GBのクソ安M.2 SSD(たしかWD Green)を挿しました。OSはメンテ用PCからWin10 Proのライセンスを引っこ抜きました(?!?!?)

メンテ用PCには、お金が溜まったらWindowsのライセンスを買ってあげる予定です。自由に使えるWindowsが一台はないと、非常に不安なので

NUCのインストールは大変かんたんで助かります。NUCの蓋を開けてメモリとSSDを挿し、WindowsをインストールすればOKです。HDMI端子があるのでとりあえずテレビへ繋いで、USB端子にキーボードとマウスをつなげば操作できます。これで最初のドライバインストールまでさっさとやってしまいます。

次に行く前に、NUCの使わない機能をBIOSから無効にしました。無線で接続するので有線NIC、ビルトインオーディオ、…などなどです。本当はOSのインストール前にやっておけば、余計なドライバが入らなくてベターです。

また、キーボードとマウスの線が短くテレビと自分の距離が近すぎるので、(ワークグループの設定をしたのち、)リモートデスクトップ接続を許可し、以降の操作は全てiPadのRDPクライアントから行うこととしました。現代的ですね。これができるのはWindowsのProエディション以上なので、新規でOSを買うと出費がかさむわけです。

そしていよいよ、オーディオシステムとしての構成を行います。なにはともあれ、まずはDACのASIOドライバをインストールします。その後、構成を開始します。

まあ色々と検証した結果、先に書いたとおり、NUCにJPLAYfemto SinglePCモードとAudirvanaをインストールして使うことにしました。Audirvanaのライセンスはもともと持っていたので、出費としてはJPLAY代のみです(高い)。やはり音質は好みに近づくので、Windowsならほしいところです。

はじめにJPLAYのDualPCモードをファイルサーバとの間で試したのですが、ASIOのバッファサイズを一番小さくしてもすべてのDAC Link設定で安定再生できず、断念しました。無線だからかなあ。そもそもKernel SteramingなのにASIOのバッファサイズが絡むのは解せな……という話は脇に置いておきましょう。

無線というのは、LANケーブル沼にはまらないために敢えて設定した制約で、その音質低下があったとしても目を瞑ります。特にNUCの位置とルータの位置は結構離れており、4m程度のLANケーブルが必要になります。この長さのオーディオ用LANケーブルの値段は、想像するだけでゾッとする……

また、音質はいいfemtoServerですが、iPhoneにfidataアプリを入れて検証してみました。再生が安定しないというのもありましたが、何より用意されているメニューがフォルダビューしかなく、激・メタタグとはなんだったのか状態 だったので、使用を断念しました。また、念の為foobar2000のfoo_upnpプラグインを使ったDLNAサーバも試してみましたが、音質が合わなく、断念しました。

Audirvanaであれば今まで通りの運用法が使えますし、一旦メモリにすべて展開するからか再生も安定しますし、なにより音質もDual PC、femtoServerほどでないにしろ好きなので、なんの問題もありません。

ここまでで一通りの構成が終わったので、ついでにOS自体を少しチューニングしてみました。不要と思われるサービスを切ってみたり、タスクスケジューラからいらなそうなタスクを切ったり、電源管理、いらないアプリのアンインストール、デフラグ、Windows Updateなどの設定……

ソフトウェア的には、これで一通り完成です。まあ、問題点も残ってるんですがね。例えば、なぜかDSD再生ができないこと(?!?!?!)、曲再生中に曲を変える場合、一旦一時停止->停止してからでないといけないこと、とか。

とはいえ、はじめの設定のときにワークグループ上のファイルサーバがいつまで経っても(数時間かかりました)見えるようにならなくてブチギレたことに比べたら、些細なことです。このときは「これだからWindowsは」、「Macがいい」、「せめてLinux」、などとありとあらゆる弱音を吐きました。

最後に、ハードウェア的にノイズ・振動対策をかんたんに行いました。

まず、NUCの下にMistralのEVA-Uminiという電磁波吸収・アーシングボードを敷いてみました。この手のものは導入が怖いのですが、たしかにS/N感的なものは上がっている気がしたので、良しとします。

また、電源に対して、NFJから出ているPetit SusieというDC電源フィルタとPetit Tankというバルクキャパシタを噛ましてみました。音質は若干音像がスッキリして、更に高音が刺さりにくくなるような感じです。

なお、この2つは一緒に使ったほうがよいようです。特にウチの環境では、Petit Susieだけを使用した場合、NUCからコイル鳴きが起きてしまいました。これは、ASIOのバッファサイズを調整することで低減できたのですが、となると必然的にDAC Linkの値に影響を与えるので、要注意です。

さらに余っているLANポートにAcoustic ReviveのLANターミネータを挿してみました。最初は低音やら響きやらが全体にかぶって???という感じだったのですが、時間が経つにつれてうまく馴染んでくれたようです。傾向としては、音に適度なハリやら響きやらが加わったかな?というイメージです。なお、色彩感も若干吸ってニュートラル方向に行ってるかもしれません。

と、ざっとこんな感じです。これに伴って他の機器の電源ケーブルも若干いじったりなどしたのですが、そのへんは、また追々。

NUCを導入したことで、Macを安全に保てるようになったほか、机やMacの配置がUSBケーブルの長さの制約に縛られなくなったので、大変快適になりました。音質もとりあえず満足いっていますし、やってよかったです。(財布の中身は見ないことにします。)

2019年のヘッドホンオーディオ

2019年のヘッドホンオーディオ環境は、周辺アクセサリを着実に強化していきつつ、年末にヘッドホンアンプを迎えるという大きなイベントで締めくくりました。
現在の環境は次のようになっています:

再生: Macbook Pro 13” Early 2015 + Audirvana
USBケーブル: WIREWORLD Platinum Starlight 7, AIM SHEILDIO UA3
DAC: ADI-2 Pro Anniv. Edition → ADI-2 Pro FS
(電源: Voltampere GPC-DC12 (ケーブル:Acoustic Revive AC-2.0 TripleC))
XLRケーブル: 武藤製作所 AugLine XLR Interconnect Cable
HPA: Violectric V200 (電源ケーブル:aet EVO-1304 AC)

電源タップ: ORB DP-4i
ヘッドホン: Focal Utopia, GRADO GH4

再生機器は変わっていません。この組み合わせはなんだかんだ言って安定しています。また、Audirvana RemoteでiPadなどからの操作もしやすいということで、しばらくはこの構成が続きそうです。

USBケーブルについては、Wireworldを使ったり、UA3に戻したり、はたまたUSBアイソレータを導入してみたりと試行錯誤を繰り返しています。HPAが入ったことでまた全体のバランスが微妙に変わったので、現在はスッキリとした音のUA3単体で運用を検討中です。

予想外のアップデートがあったのは、DACです。Syntax JapanによるADI-2 Pro有償アップグレードプログラムがあり、10万円でFSへのアップグレードができるとのことでした。そこで、Anniv. Editionを売ったお金を原資に、アップデートしてみました。結果としての音はそこそこに変わり、特に空間表現がやや改善したように思いました。

DACの電源であるGPC-DC12には、アコリバのエントリ向け電源ケーブルをあてがっています。いろいろなところに挿して電源ケーブルというもの自体の効果を評価するために買ったものでしたが、今はDAC電源に利用することで、解像感の底上げを狙っています。

2019年最大の更新は、ヘッドホンアンプの導入です。Violectric V200という機種は、有名なViolectric V281の弟分で、アンバランス専用のエントリーモデルとなっています。音は明るめかつ滑らかで、ADI-2 Proの音源への厳しい注文がやや緩和されたように感じます。

また、出力がV281に及ばずとも非常に強力です。デフォルト設定でも、友人から借りたK712Proでボリュームを9時に回すくらいで個人的に十分な音量が出ます。メインユースのUtopiaでは、9時まで回すとうるさいです。

DACとアンプのインコネには、偶然目に入り気になったAugLine(銀と金の合金?)のケーブルを使っています。一番下のグレードながら、0.7mで39000円と結構な値段がするものです。音は、バランスがやや高域にシフトし、セッティングを詰めるときれいな高音が楽しめました。

アンプの電源ケーブルは別に変えなくても良かった気がするのですが、気になってしまったのでaetのエントリモデルを使っています。音の「力強さ」が足されたり、中低域が補強されると嬉しいですが、とりあえずおまじない程度に。

電源タップも、ORBのこれまたエントリモデルを使っています。これもタップの効果を評価するために買ったものでしたが、まあなんとなく分かるといった感じで、他に使えるタップもないので使っています。もう少し投資して、どのぐらいの効果があるのか確かめてみたいところではあります。

なお、電源タップから壁コン(厳密に違うのですが)へは、ちょうど余っていたV200の電源ケーブルを使っています。

ヘッドホンは売り買いを繰り返しながら、メインユース・システム構築用のUtopiaと客人用のGH4に絞りました。今までシステム構築にはMDR-Z1Rを使用していましたが、Utopiaが導入されたことでその役目を終えて、中古へと旅立ちました。

その他、金策やHPA導入によるバランスの変化でSigProなどをやむなく手放してしまい、音源自体の評価や軽作業に使うヘッドホンがなくなってしまいました。(後者はGH4でもいいのかもしれませんが、もう少し気楽な音がいいです)そのため、現在Dan Clark AudioのETHER 2、SennheiserのHD800Sなどの導入を検討しています。

というような、エントリモデルベースの最低限システムで運用しています(雑)。今年は、電源周りを中心に、少しずつエントリモデルから少しずつ脱却してみたいですね。まだまだUtopiaに見合うシステムとは呼べないと思っているので、頑張ってお金稼がなきゃ……。ヘッドホンはそろそろ売り買いをやめて、2,3機種に落ち着けたいです。

また、Utopiaのポテンシャルに合わせて、自分の耳をどんどん鋭くしていきたいですね。いろんなシステム・音源をきけるように、こちらも努力していく必要がありそうです。とはいえ、ここから先はオカルトと言われる領域との戦いでもあるので、どこで手を引くかも考えておかないと。

買ってよかった音楽(2019年)

今年も残すところ1ヶ月を切ってしまいました。半年に一回の更新で大変恐縮です。

今年は主にJ-POPを中心に、いろいろな音楽を楽しませてもらいました。その中で特に印象に残っているものをいくつか短くまとめておきます。(今年発売のアルバムというわけではなく、今年聴いた音楽の中からまとめていますので、ご注意を。)

まず、Official髭男dismのアルバム「エスカパレード」は外せません。私は友人からこのバンドを教えてもらったのですが、その後あれよあれよと有名になり、いつの間にか誰もが知っているバンドになったようです。

中身は一聴してすぐに分かる王道ポップスで耳に残りやすいので、買った頃はしょっちゅう口ずさんでいました。個人的には「115万キロのフィルム」が、1曲目として聴者をガッツリ掴む明るく美しいメロディで、気に入っています。

驚いたのは、ものんくるというユニットです。贔屓にしているScoobie Doのライブで対バンしていたところを初めて知り、変拍子でもなんとなくのれるジャジーさと、なんといってもボーカルの歌唱力の高さに感銘を受けました。

ライブ後、すぐに音源を買い求めました。幸い、ハイレゾに明るいバンドだったようで、とりあえず「RELOADING CITY」「世界はここにしかないって上手に言って」の二枚のハイレゾ音源を購入しました。どちらも良盤で、夜ゆったり聴くのに適しています。

Scoobie Doといえば、今年は新しいアルバムを一枚(「Have a Nice Day!」)発売してくれました。前作CRACKLACKから一年半以上ぶりといったところでしょうか。

感想をどう言葉に表したらよいか迷いますが、「人生一周回って円熟した大人が、ちょっとはっちゃけてみる夏休み」という言葉が個人的には一番しっくりくる表現です。はじめに聴いたときは「あぁ流行りのAORに寄せてきたのかな」と思ったのですが、よく聴いていくといつものスクービーを感じます。彼らもキャリアが長いようなので、音楽に少しは変化が出てきているのでしょう。

個人的には、「Color」「サバイバルファンク」「Sugar」あたりが、大人っぽさと熱さがうまく共存しているように思えて、よかったです。

まだまだ色々な音楽について書きたいのですが、キリがいいのでこのあたりにしておきます。気力が残っていれば書きたいですし、あとは本人にでも聞いてください。

次回は(本当にあるのかわかりませんが)、「今年のヘッドホンオーディオまとめ」ということで、主に機材のことについてお話する予定です。年末にヘッドホンアンプの更新があるので、それも含めてお話できれば。

ヘッドホンオーディオ近況

またしても随分放置気味だったこのブログです。

ヘッドホンオーディオにゆるく投資を続けていたところ、一旦満足いく環境が作れたので、メモを残しておきます。もちろん音源に一番投資しているのですが、今回は、リスニング環境に限定して書き留めておこうと思います。

DACアンプ: ADI-2 Pro Anniv. Edition
電源: iFi Audio iPower 12V → Voltampere GPC-DC12
USBケーブル: AIM SHEILDIO UA3 → WIREWORLD Platinum Starlight 7
再生: Surface Pro 2017 + Audirvana → Macbook Pro 13” Early 2015 + Audirvana

相変わらずADI-2 Proには頑張ってもらっています。FSが出てちょっと悔しかったりしましたが、機能・音質ともに不満はありません。コンパクトだし、大変気に入っています。

DACが気に入ったので、その周辺の強化に試行錯誤しました。

特に電源は効果が大きい模様です。私の聴感では、iPowerではすっきりとした音に、GPC-DC12では音の分離・厚みの向上、音像の拡大を主としてiPowerよりワンランク上の音に感じます。この変更のおかげで、MDR-Z1R購入時からの課題だったヒステリックな高音や音像の小ささがかなり軽減し、満足に音楽を聴けるようになりました!

USBケーブルも、手の届く範囲で数種類試しました。結果、UA3の音場の広さが気に入りました。しかし、音響用だからなのか抜き差しに弱いらしく、さした直後音楽を再生すると、ノイズまみれになってしまうことがありました。

これは困るので、最近半額セールで買ったWireworldに移行中です。こちらは、なんとなく各音が痩せ細らずしっかり鳴っている気がする、といったイメージです。なんでUSBケーブルで音が変わるように感じるんでしょうね、怖い怖い。

再生用にはSurfaceを買ったものの、Audrivanaが思ったようにタッチ操作できなかったり、メインPCのMacとの入出力切り替えが面倒になったりで、結局Macでの再生に戻してしまいました。これに関しては言い訳できない大失敗です。

ヘッドホンは買っては手放してを繰り返しました。
売却:

  • AKG Q701:いろいろなヘッドホンを見る中で、使用シーンがなくなり売却。
  • SENNHEISER HD650 DMaa Mod:このヘッドホンに求めていた低音の充実感が、現行モデルになって薄まっていたため、興味を失い、売却。改造は、面白い方向に行かないかと試行錯誤の結果。
  • Focal Elear:小音量下で中低音が音場を満たしてしまい、主旋律を邪魔してしまうのが耐えられず、また、家の周りで工事が始まって開放型が不利になったことで使用頻度が減り、売却。
  • beyerdynamic DT1770PRO:ヘッドバンドが体重増加のせいかあまり合わなくなって、それが音に影響してしまい、リファレンスとしての役割が薄れてしまったため、売却。

継続:

  • SONY MDR-Z1R:私のシステムはこれを基準に構築しています。装着感がよく、また、先述の環境構築により聞き疲れしにくくなり、どんな音源でも無難に鳴ります。
  • ULTRASONE Signature DJ:相変わらずの低音番長。音ゲー曲はやはりこれですね。

新規購入:

  • PioneerDJ HDJ-X10:よく聴けば高音から低音まで充実して鳴っています。特にシグプロ購入後は、堅牢性を買ってサブとして利用しています。
  • ULTRASONE Signature Pro:Signatureシリーズを揃えたかった…というのは半分ウソですが、新しいリファレンスとして確かなものが欲しくて購入しました。ポータブルでも活躍中。
  • beyerdynamic T1:Z1Rの無難さに少し飽きが来ていたところに、しっかり伸びていく高音や音のスピード感?がビビッときました。中古の安いものを割と気楽に買ったのですが、使用頻度はZ1Rと二分するくらいになっています。
  • Focal Utopia:やってしまった……。いつか手に入れたい憧れの機種でしたが、数日前意を決して購入。こんな安システムに組み込んでる人は見たことありませんが、それでも本当にすごいです。

Utopiaはネット上に資料が少ないので(本物のオーディオマニアさんがTwitterに垂れ流しているためまとまっていない、こんな安いシステムに組み込んでいる人はいない)ので、気分が向いたら感想くらいは書いておきたいですね。また、リアル知り合いの方で聴いてみたいとか感想知りたいとかありましたら、本人にお尋ねください。

今年買ってよかったアルバム

今年も残すところあと数時間となりました。更新をすっかり放っぽっていたこのブログですが、年末で時間もあることですし、一年を振り返る意味も込めて書き連ねています。

特に今年は、去年までに揃えたヘッドホンオーディオを生かして、いろいろな音楽を積極的に楽しむことを心がけました。配信サイトやCDショップで試聴してはとりあえず買い、半分寝ながら聴く……というループをひたすら繰り返していました。おおよそ月2-5枚程度のペースでしょうか。まだまだ音楽趣味が始まったばかりなので、メジャーなものでも新鮮で嬉しいです。

個人的には、今年はbohemianvoodooにハマった年でした。いつのまにか持っていないアルバムのほうが少なくなってしまいました。その中でも特にSCENESは、かなりの完成度を誇るアルバムだと思います。メロディアスでエモいギターが印象的で、どこかのリゾートにでも出かけたような気分を演出してくれました。ゆったりと楽しませてもらっています。

曲としてはAdria Blueが人気のようですが、個人的な推しはPrecious ResortとBaccaratでしょうかね。

本当はもっと書こうと思ったんですが、年を越す前に書き終わらないのでこのあたりにしておきます。来年も楽しい年となりますように。

Focal Elear雑感

Focal Elear

前回私のオーディオ環境を紹介しましたが、その後、ヘッドホンを買い替えました。それが、このFocal Elearです。MDR-Z1Rの刺さり具合についに根負けして、Q701やその他アクセサリと一緒に売却し、中古のこちらを入手しました。8万円弱でした。(2018/7/29 Z1Rは買い戻しました。)

オーディオブログのつもりじゃないのに、最近はオーディオばかりなのでそんな記事が増えてしまいますね……。

雑感

海外ではSuper HD650と言われることもあるそうで、確かにそのとおりかも思わせてくれます。基本的に刺さりがあまりなく、少し暗めで重厚感を持ってゆったりと広がるサウンドのようです。ただ、音がもたつくような印象はありませんでした。また、高解像度音源なら、空気感もある程度描写できるくらいには描写力もあるようです。

加えて、私の環境ではアンプゲインを上げて音量も少しだけ上げると、楽器の生感もほんのり出てきてより好みに近づきました。インピーダンスや感度はそこまで鳴らしにくい数値ではありませんが、パワーはあったほうが良いのかもしれません。

小さい音量だと中低音の広がりが悪目立ちし、音場が飽和して主旋律を邪魔することがありました。小さい音量でなくても、あまり音数が多いとそれらが響いたときにやはり音場が中低音でサチってしまうようです。

実際の曲と合わせてみて

To Wane (Wes Montgomery in Paris – The Definitive ORTF Recording)のDSD256版を聴くと、ギターの「弦」は像がやや大きいながらきちんと描写しており、また、ピアノの音はしっかりとした芯を意識できます。これらがきっとや重厚感、生感と言うのだろうと納得しています(適当)。耳に刺さることはありませんでした。

最近は、よくわからないながらにジャズやクラシックの音源を買うことが少しずつ増えてきました。のんびり楽しんでいきたいですね。

また、miss you… / MEZZO” (i7)では、対照的な男声2人の曲ながらコーラスで非常に綺麗にハモるのですが、これはちぐはぐにはならず、しかしなんとかバックに埋もれずきちんと前に定位し、気持ちよく聴くことができました。

この曲は、腐女子向けゲーム「アイドリッシュセブン」の曲で、贔屓にしてた音ゲー経由で知りました。ちょっとした冒険ということでアルバムを買ってみたところ、意外と良かったです。ちなみに、同アルバムに収録されている同ゲーム内ユニットの曲、恋のかけらもおすすめです。

全体として

今回は良い買い物だったと思っています。Z1Rの刺さり具合に耐えかねて買ったので、多少の解像感の低下は目をつぶります。今は、心地よいサウンドが気楽に聞けることが大事なのだから……。今後ハイエンドな開放型を買ったとしても、音の傾向がかぶらない限りは、手放すことはないでしょう。

なお、曲紹介がヘッドホンと関係なく完全に自分の好きな曲紹介になってしまったことは、深く反省しております。。。

6月買った音源の雑感

いつの間にか6月も終わってしまうので、「聴く音楽の幅を広げようキャンペーン」の活動報告をします。

このキャンペーンでは、基本的には少しでも気になった音源は好き嫌いせず試聴して、意識的に買うようにしています。ですので、普通の月でもアルバム3枚分くらいは音源を買ったりします。

その中でも不定期で、娯楽費を優先的に音源に回す「音源強化月間」を設けています。この時は、とにかく調べて多少聴ききれないぐらいに多めに買っています。

6月は音源強化月間としたので、普段より買っている数は多いです。にしてもいつもより多いな……買いすぎた。

  • Way Out West / Sonny Rollins
  • release / POLYPLUS
  • Hi-Fi POPS / ORESAMA
  • 19972016 -20082016- / BOOM BOOM SATELLITES
  • 19972016 -19972007 Remastered- / BOOM BOOM SATELLITES
  • 25 -Tribute To Art Blakey- / MANHATTAN JAZZ QUINTET
  • KISS THE SUN / SHANTI
  • ロマンチスト・エゴイスト / ポルノグラフィティ
  • The Sound of Taketomi Island-OKINAWA / Shinobu Maki, Yukie, Tadashi Nehara
  • BORN TO SING / SHANTI

ORESAMAのHi-Fi POPSやBOOM BOOM SATELLITESは、Signature DJを活かす、ドンシャリや低音が効く音源が欲しかったので買ってみました。後者は非常に長いのでまだ聴けていませんが、Hi-Fi POPSについては大正解。こういうディスコポップ、かわいくてノリがよく、好きだなあ。

ポルノグラフィティのロマンチスト・エゴイストは、昔友人に布教されたのを思い出して、懐かしくてついポチったような感じです。私も布教した友人もラビュー・ラビューが好きでした。せっかくなので、今の感性でよくよく聴き込んでみます。

今月買った中では、SHANTIのKISS THE SUNが一番印象的でした。時々オーディオの試聴機に入ってるので、どんなもんか気になっていました。

ジャズボーカル畑の方らしいですが、爽やかな、よく伸びる美しい歌声で心地よいです。バックも小気味よいアコースティックなので、いっそうたのしく浸れるポップスでした。個人的には1,2,5,11あたりがとても気に入っています。せっかくなので、同じアーティストをもう一枚買い足しました。

ざっとこんな感じです。今月はさらに環境にも予定外に手を入れて出費がかさんだので、7月はどうなることやら……。のんびりやっていければと思います。

ヘッドホンオーディオの話

ここ何年か、ヘッドホンオーディオをゆるく楽しんでいます。

ヘッドホンオーディオとの出会い

アニソンを聴く関係で前々から興味はあって、実際一本ヘッドホンを買ったりしていました。しかし、それ以上機材を揃えようと思うと、お金が足りず……今でも毎回財布が悲鳴を上げます。

やっと中古のヘッドホンアンプを買えたのは、何年も後でした。限られた中で限界までお金を叩いた結果、今まで聴いていたヘッドホンが、こんなに音が変わるのか!と感心したのを覚えています。

そこから「今まで聴いてきた音楽をもっと良い音でガッツリ聴いてみたい」「今まで知らなかったいろんな音楽を知りたい」と思うのは、必然でした。これが、今のオーディオ趣味のはじまりです。

現在は、特に様々なジャンルの曲に触れること(”聴く音楽の幅を広げようキャンペーン”)ことが主な目標です。また、なるべく気軽に楽しめるようにすることを意識しています。

現在のシステム

DAC + ヘッドホンアンプ
RME ADI-2 Pro 20th Anniversary Edition
メインヘッドホン
SONY MDR-Z1R ( + MUC-B20BL1 cable)
beyerdynamic DT1770PRO
ULTRASONE Signature DJ
サブ
SENNHEISER HD650 (Rev.6 Dmaa Mod, + oktavia II cable)
AKG Q701 ( + AKG C200 cable)

現在のシステム

写真は、普段使っているADI-2 ProとMDR-Z1Rの組み合わせです。ADI-2 Proのボタン押すときに筐体が動いてしまうので、滑り止めシートを敷いています。(シートがホコリまみれでちょっとアレですが、文だけでは寂しいですからね。)

ADI-2 Proは良くも悪くもソースを実直に鳴らしてくれるとの評判、そして筐体の小ささをポイントに選びました。棚が小さくてこれ以上大きいものは置けるかなかなか厳し(ry Macbook Proと合わせれば占有スペースと音質の比が非常に良いです。

音としてはよくわからないというか、ヘッドホン自体の特徴がよく聞いて取れるので、この機械自体はおそらく味付けが少ないのではないのかと思います。また、DACとして情報量の不足を感じたことは今の所ありません。

ヘッドホンは、普段はメインに書いてある3つを使い分けています。

音楽を聴く時間の半分くらいはMDR-Z1Rを使っています。試聴時にDAC・アンプによって聞こえる音がぜんぜん違うのが面白くて、中古で安いものを買ってみました。音場の広さと背景の黒さ(?)、(うまく行けば)音源を録ったマイクの先の空気感が感じ取れるところがとても気に入っています。

ただ、試聴時にも少し気になっていた高音のヒステリックさが如実に現れて、いなすのにかなり苦労しています。さらにケーブルや変換プラグなどの違いにも敏感に反応するようで、かなり気を使います。現在は毎日、なんとか高音を丸める方向で戦っています。

残りの半分は、音源自体の確認やZ1Rとの戦いに疲れたときに気楽に流すDT1770PRO、音ゲー曲やクラブ系の曲で低音がほしいときのSignature DJで2:1くらいの割合で使っています。

DT1770PRODT1770PROはキレの良い低音と、どんな曲でも程々の空間にそれっぽく音楽が展開されるのが特に気に入っています。音源ファイルとしての完成度を感じ取れる気がしていて、自分のリファレンス的な存在です。

Signature DJSignature DJは最近、久しぶりに音ゲー曲をガッツリ聴きたくなって買い足しました。うまく合うと、唯一無二のノリがあります。

ざっとこんな感じです。ガチでやっている方々からすると色々と足りないところがあるとは思いますが、少しずつ良くしていきたいと思っています。

本当は泥沼のUSBケーブル選びの話や電源の話、はたまたポータブルの話もありますが、それは別の機会があれば。その他、なにかアップデートがあったら都度更新する予定です。

また、”聴く音楽の幅を広げようキャンペーン”は現在も継続中で、自分でいろんな音源を探したり、友人におすすめを聞いて試してみたりしています。だいたい月数枚程度はアルバム(音源ファイル、CD問わず)を買っているので、月イチぐらいで報告会したいですね。