M1 MacBook Airのその後(ATEM Miniの導入)

年始にはオーディオ関係の記事を書くつもりだったのですが、ダラダラしてたら3月になってしまいました。。。いい加減ブログ書かないと、というわけで、急拵えですが近況報告も兼ねて書いています。

M1チップ搭載のMacBook Airを購入してから約2ヶ月程度経ちましたが、運用に変更が若干出てきています。快適に使えていることには変わりはないので、かなり満足しています。

というのは、年末年始実家に戻れないということで暇だったので、M1 Macbook Airを使って身内向けのゲーム配信環境を整えてみました。具体的には、DiscordでPS4ProやNintendo Switchの画面を垂れ流すことを想定しています。Discordは執筆現在、既にM1チップに対応しています。

そのために、HDMIキャプチャーボードとしてBlackMagicDesignのATEM Miniを用意しました。これはHDMIビデオスイッチャーというジャンルの代物ですが、簡易的なオーディオミキサーとハードウェアエンコーダがわりに使っています。

Mac側の認識としてはWebカメラになっているようで、M1 Macでも問題なく使えます。というか、USB Video Classを喋っているということだと思うので、それに対応しているOSであればM1 MacだろうがIntel Macであろうが関係ないんですかね。

ATEM MiniはHDMIが4入力あり、メイン画面に対して1入力分をワイプとして合成することができます。私は、1入力をゲームに使用してメイン画面とし、もう1入力をFUJIFILM X100Fというデジタルカメラを動画モードで入力して、ゲーム中の顔をワイプで入れる運用をしています。デジタルカメラを使うにはミニ三脚など準備が必要ですが、背景のボケみなどが無駄に美しく、これはこれで満足しています。

音声に関しては、HDMIにエンベッドされている音の他に、4chまで入力できます。ただジャックが3.5mmTRSで、XLR入力のマイクが使えません。最初は普通に3.5mmTSジャックのマイクを挿していたのですが、マイクプリが入っていないのか音量が小さく、ゲインの設定をかなり上げて使っていたため、音質もあまり良くありませんでした(ギリ実用的な範疇ですが、やはりノイズが載ります)。

今回はXLR入力のマイクにも興味があったので、思い切ってYAMAHA MG06というミキサーとSHURE SM58という定番ダイナミックマイクも導入しました。ミキサーのRCA出力を、たまたま持っていたRCA – 3.5mmTRSケーブルでATEM Miniに流しています。これによってマイクの音質は問題なくなり、また、やろうと思えば音声出力も増やせるので、一石二鳥です。

本来であれば、ミキサーの出力は、ATEM Miniの音声出力とは別にオーディオインターフェイスを用意してそちらに流すのが筋なようです。その場合は、ATEM Miniとオーディオインターフェイスで出力遅延を合わせる必要が出てくるので、私のようなライトユースであれば、ATEM Miniに全て任せてしまっていいような気がします。

ATEM Miniはハードウェアエンコードなので、Macにかかる負担がDiscordのみになり、安定感が増します。映像はPS4Proの4K映像もSwitchの1080p映像も、ゲーム映像なら適当にATEM Miniにブチこむだけで、1080/60pでよしなに出力してくれます。これはとても便利です。画質も特に不満はないです。なお、PS4Proに関しては、設定で事前にHDCPを切っておく必要があるかもしれません(よく覚えてない)。

なお、ATEM Miniは前述の通り、Webカメラとして認識されます。したがってDiscord上では、画面配信ではなく単純にWebカメラの映像として配信しています。この際、Discord側のノイズ低減や入力感度自動調整、エコー除去などは全て無効化しています。こうすることで、マイクの音声が入ってない時でもゲームの音を流すことができます。

ATEM Miniにスイッチャーや簡易オーディオミキサーとしてさまざま物理ボタンはありますが、それ以外の詳細な設定は、ATEM Software Controlというアプリで行います。これはx86-64バイナリっぽいので、M1 MacではRosetta 2経由になりますが、全ての機能をいじったわけではないにしろ、特に問題なく動作します。

こんな感じで色々と遊んでいます。結構楽しいので、今度気が向いたらゲーム実況動画でも作ってみようかな。

MacBook Air (13-inch, M1, 2020)の導入

ボーナスが雀の涙ほど入りテンションが上がって、昨日、衝動買いしてしまいました。モデルはユニファイドメモリ8GB、ストレージ256GBの一番安いいわゆる吊るしモデルで、色はゴールドです。(ゴールド、茶色じゃね……?)

最初はiPad Proの購入を検討していました。Lightroom ClassicやCD取り込みの都合上どうしてもPC(MacBook Pro, 13-inch, Retina, Early 2015を使っています)は必要で、タブレットに関してはWebブラウジング、サブのオーディオシステムといったライトな用途ですが、使う頻度は圧倒的にタブレットです。Proなのは、普段使いを変にAirなどで妥協したくなかったのと、12.9インチの画面の大きさが魅力的だったのが理由です。

ただこのあたりの製品になると、今回購入したMBAあたりと値段がほぼ変わらないんですよね。じゃあわざわざ機能制限版のようなアプリばかりのiPadを買うより、フルのMacを買った方がいいかな、という考えに至りました。とはいえ、Webブラウジング、Apple Musicの利用だけにこのMBAを使うのはかなりオーバースペック感があります。そこで、今持っているMBPの用途も今回購入したMBAに寄せることにしました。

Intel版のMBAはスペック的に疑問があって、購入候補に入ったことはありません。今回は、最近出たARMv8ベースのM1チップが速い(プラスRAMも少なくて良い)との話を聞き、まあ久しぶりに人柱もいっかというのもあって、思い切って買ってしまいました。

基本的な用途はiPadから継承しているので、ChromeのM1チップ対応版が出た今の時点で購入するという判断は、間違ってなかったように思います。評判通り速いですし、何より久しぶりのフルブラウザ(もう死語か?)なので、清々しい気分です。オーディオのサブシステムとしてもAudeze LCD-1と組み合わせて、Apple Music程度ならまあ聴けます。

その他、コミュニケーション系ツール(Slack、Discord)も対応済み、管理用のMS Remote Desktopもなんだか動いてるし、とりあえずiPad分のユースケースはクリアしたかな、という感じです。

また、Lightroom ClassicもRosetta 2経由のレビューはいくらでも出てるので、特に問題ありません。ただ、このコロナのご時世、写真を撮るような旅行も憚られるので今すぐ必要ではないということで、M1対応待ちということにしました。

気になっていたのは、CD取り込みに使うBDドライブが動くかということでした。Pioneer製のポータブルドライブを使っているのですが、公式サイトには特に情報はなし。若干不安だったのですが、Apple純正のUSB type-C -> USB type-A変換アダプタを噛ませるだけであっさり動きました。しかし、リッピングソフトのXLDが今日現在、ARM64環境用はテスト版のみということで、正式対応されるまでIntel Macを使うことにしました。

その他、VSCodeなんかもまだInsider版だったり、開発用途だと既に指摘されている通り問題は色々あるのですが、随時更新されているっぽいですね。この辺は揃ってからで良さそう。仕事は会社のWindows機だし。

予想外だったのは、iPhone/iPad用アプリであるAudirvana Remoteが一応動いたことです。オーディオのメインシステムはWindows上のAudirvanaなので、iPadやiPhoneにこれを入れてリモコンにしていました。今回、iPad替わりのこのPCもリモコンに使えるとのことで、嬉しい誤算です。

一応というのは、Big Sur 11.0.1時点では、一部のコントロールで時々クリック=タップが反応しない時があったためです。画面リロード系の操作をすると直るっぽいので使えなくはないのと、開発者側もMacでは未検証との表示だったので、「一応」です。ぜひ正式に対応してほしいですね。

以上のように、多少気になる点はあるけどもとりあえず移行はできそうで、一安心です。新しいSoCなのでみんな様子見かと思いきや、店員さん曰くかなりの人気で在庫はゴールドしかなく、しかも最後の一台ということでした。多少購入のほうへ絆された気もしますが、まあ気にしない。

……いつもならここで終わりなのですが、一応アクセス稼ぎのために、どういう人間が「現時点で」このPCを買いそうなのかというのに言及しておきます()

基本的には物好きと開発者以外は不要だと思います。物好きはさておき、開発者はこれからM1チップに自分のソフトウェアを対応させる必要がありますからね。ちなみに私は前者であり、たまたま必要なアプリが揃ったというだけです。一つでも欠けたら、やはり不便は免れないでしょう。

様子見でいいのは、一般ユーザとクリエイター系などでしょうか。一般ユーザがまずMacを使うのか?という話はさておき、Rosettaがどうとかいう画面が出てきた時点で頭がフリーズすると思うので、お勧めしません。クリエイター系の方は、(少々早漏気味のYouTuberが色々動画出しているようですが、それを見ている限り)Adobe製品が正式対応するのを大人しく待った方がいいと思います。その他CAD等使う方もおそらく同様ではないでしょうか(よくわかりませんが)。

もう一つ、メモリが8GBと16GBのどちらがいいのかという話については、あればあるほどいいもののはずなので、足りる足りないの問題ではありません。金持ちは16GB、貧民は8GB。そう、この世は残酷……はい。使い始めてまだ2日目なので、正直よくわかりません。ヘビーな開発者以外は8GBでいいんじゃないんですか?(適当)

Intel NUC導入メモ〜オーディオ専用PCとして

ここ1,2ヶ月でオーディオ環境に様々な変化があり、現在も構成を変更中です。そこで、かけるところから書いてみようということで、久しぶりに書いている次第です。

Mac + Audirvanaの再生環境は概ね快適なのですが、問題点をはらんでいました。

それは、Direct Modeを使用するために、OSのパッチを当てたりアップグレードしたりするたびにカーネル拡張を置き換えなければならない、という点です。これがキャッシュやらなにやらと、なかなか面倒くさい。

面倒ならOSのアップデートをとめておくという手もありますが、これはセキュリティ的に問題があります。特にAudirvanaのライセンス認証やアップデートにはインターネット接続が必須ですので、危険です。

私は面倒だったのでOSのアップデートを止めていたのですが、いい加減この状態を続けるのもヤバいと思ったので、今回思い切ってMacからオーディオ再生を分離することにしました。ただし、XLRケーブルにお金を使ってしまい予算がかなり少ないので、とにかく安く上げることを意識しました。

何を用意したのかといいますと、Intelのベアボーンキット、NUCです。いわゆる超小型PCですね。最終的にこのPCにJPLAYfemto(SinglePCモード)とAudirvanaを導入し、Audirvanaの出力をJPLAYfemtoのUPnPレンダラーとし、Audirvana Remoteから遠隔操作することにしました。

モデルはNUC10i3FNHで、スペックはCore i3 10110U(2コア4スレッド、正直ここまで必要なのか疑問ですが)、メモリはDDR4-2666から選択、ストレージはM.2 SSDから選択、OSなしという感じです。ここに8GBのメモリを1枚、120GBのクソ安M.2 SSD(たしかWD Green)を挿しました。OSはメンテ用PCからWin10 Proのライセンスを引っこ抜きました(?!?!?)

メンテ用PCには、お金が溜まったらWindowsのライセンスを買ってあげる予定です。自由に使えるWindowsが一台はないと、非常に不安なので

NUCのインストールは大変かんたんで助かります。NUCの蓋を開けてメモリとSSDを挿し、WindowsをインストールすればOKです。HDMI端子があるのでとりあえずテレビへ繋いで、USB端子にキーボードとマウスをつなげば操作できます。これで最初のドライバインストールまでさっさとやってしまいます。

次に行く前に、NUCの使わない機能をBIOSから無効にしました。無線で接続するので有線NIC、ビルトインオーディオ、…などなどです。本当はOSのインストール前にやっておけば、余計なドライバが入らなくてベターです。

また、キーボードとマウスの線が短くテレビと自分の距離が近すぎるので、(ワークグループの設定をしたのち、)リモートデスクトップ接続を許可し、以降の操作は全てiPadのRDPクライアントから行うこととしました。現代的ですね。これができるのはWindowsのProエディション以上なので、新規でOSを買うと出費がかさむわけです。

そしていよいよ、オーディオシステムとしての構成を行います。なにはともあれ、まずはDACのASIOドライバをインストールします。その後、構成を開始します。

まあ色々と検証した結果、先に書いたとおり、NUCにJPLAYfemto SinglePCモードとAudirvanaをインストールして使うことにしました。Audirvanaのライセンスはもともと持っていたので、出費としてはJPLAY代のみです(高い)。やはり音質は好みに近づくので、Windowsならほしいところです。

はじめにJPLAYのDualPCモードをファイルサーバとの間で試したのですが、ASIOのバッファサイズを一番小さくしてもすべてのDAC Link設定で安定再生できず、断念しました。無線だからかなあ。そもそもKernel SteramingなのにASIOのバッファサイズが絡むのは解せな……という話は脇に置いておきましょう。

無線というのは、LANケーブル沼にはまらないために敢えて設定した制約で、その音質低下があったとしても目を瞑ります。特にNUCの位置とルータの位置は結構離れており、4m程度のLANケーブルが必要になります。この長さのオーディオ用LANケーブルの値段は、想像するだけでゾッとする……

また、音質はいいfemtoServerですが、iPhoneにfidataアプリを入れて検証してみました。再生が安定しないというのもありましたが、何より用意されているメニューがフォルダビューしかなく、激・メタタグとはなんだったのか状態 だったので、使用を断念しました。また、念の為foobar2000のfoo_upnpプラグインを使ったDLNAサーバも試してみましたが、音質が合わなく、断念しました。

Audirvanaであれば今まで通りの運用法が使えますし、一旦メモリにすべて展開するからか再生も安定しますし、なにより音質もDual PC、femtoServerほどでないにしろ好きなので、なんの問題もありません。

ここまでで一通りの構成が終わったので、ついでにOS自体を少しチューニングしてみました。不要と思われるサービスを切ってみたり、タスクスケジューラからいらなそうなタスクを切ったり、電源管理、いらないアプリのアンインストール、デフラグ、Windows Updateなどの設定……

ソフトウェア的には、これで一通り完成です。まあ、問題点も残ってるんですがね。例えば、なぜかDSD再生ができないこと(?!?!?!)、曲再生中に曲を変える場合、一旦一時停止->停止してからでないといけないこと、とか。

とはいえ、はじめの設定のときにワークグループ上のファイルサーバがいつまで経っても(数時間かかりました)見えるようにならなくてブチギレたことに比べたら、些細なことです。このときは「これだからWindowsは」、「Macがいい」、「せめてLinux」、などとありとあらゆる弱音を吐きました。

最後に、ハードウェア的にノイズ・振動対策をかんたんに行いました。

まず、NUCの下にMistralのEVA-Uminiという電磁波吸収・アーシングボードを敷いてみました。この手のものは導入が怖いのですが、たしかにS/N感的なものは上がっている気がしたので、良しとします。

また、電源に対して、NFJから出ているPetit SusieというDC電源フィルタとPetit Tankというバルクキャパシタを噛ましてみました。音質は若干音像がスッキリして、更に高音が刺さりにくくなるような感じです。

なお、この2つは一緒に使ったほうがよいようです。特にウチの環境では、Petit Susieだけを使用した場合、NUCからコイル鳴きが起きてしまいました。これは、ASIOのバッファサイズを調整することで低減できたのですが、となると必然的にDAC Linkの値に影響を与えるので、要注意です。

さらに余っているLANポートにAcoustic ReviveのLANターミネータを挿してみました。最初は低音やら響きやらが全体にかぶって???という感じだったのですが、時間が経つにつれてうまく馴染んでくれたようです。傾向としては、音に適度なハリやら響きやらが加わったかな?というイメージです。なお、色彩感も若干吸ってニュートラル方向に行ってるかもしれません。

と、ざっとこんな感じです。これに伴って他の機器の電源ケーブルも若干いじったりなどしたのですが、そのへんは、また追々。

NUCを導入したことで、Macを安全に保てるようになったほか、机やMacの配置がUSBケーブルの長さの制約に縛られなくなったので、大変快適になりました。音質もとりあえず満足いっていますし、やってよかったです。(財布の中身は見ないことにします。)

Philips Hueの導入〜Amazon Echo Dotとの簡単な連携

IoTがバズワードになって久しいですが、今更ながらPhilipsのスマート電球「Hueホワイトグラデーションスターターセット」を導入して、Amazon Echo Dotで音声で操作する環境を作りました。

Philips Hue
Hueを市販の吊り下げ灯に接続

こういうときって普通箱の画像とか上げたりするんでしょうか……

導入レポートなどは他のブログさんにおまかせするとして、本稿では特に運用面について気づいたことをメモ程度に残しておこうかと思います。

Hueは基本的に遠隔操作が前提で、Hueアプリをインストールしてアプリ上から管理できます。このアプリはHueに搭載されているすべての機能を使えるようです。例えば、明るさや色味を変える機能やタイマー、時間経過による明るさグラデーション?機能があります。これは寝る前なんかに眠気を促す用途にはよいと思っています。

一方で、私の家はiOS端末に先程のアプリを入れたのですが、iOSはiOSでHomeKitと呼ばれるスマート家電のコントロールパネルがあります。こちらでも明るさや色味の変更、タイマーなどの操作ができるようです。また、AppleTVやHomePodがあれば、それをハブにしたオートメーション機能があるようです。

ここにさらに、今回使用するAmazon Echo Dotによる操作が加わります。こちら厳密にはPhilipsが提供するスキルで、こちらは音声によってHomeKitとほぼ同様のことができるようです。

これだけ端末があるとなると、どの端末から管理していくかが課題となってきます。これらの端末プラットフォームを横断して、一括で管理すること(端末それぞれに対する設定を一つの画面で確認する)はできないようでした。

おそらく一番多機能なHueアプリで管理するのが一番良いのでしょうが、現在試行錯誤中です。音声によって操作するには、Hueアプリ側で照明に関する一連のプロシージャを記述し、それをEcho側で呼び出すという手順になりそうです。例えばHueアプリ側には時間経過で照明の明るさを少しずつ変えていく機能があるのですが、これはEcho側でそのまま実現するにはどうしたらよいのかわかりませんでした。

以上を踏まえて、現在はひとまず起床時・外出/帰宅時の照明操作はEcho Dot側の音声トリガーを、寝る前の照明調整はHueアプリのタイマー設定で行っています。個人的には、できればEcho側ですべて完結したいです。Echoで完結することで、他のデバイスともスムーズに連携できるでしょうから。

Surface Pro 2017 の導入

Surface Pro 2017を導入しました。主にMacでやっていた音楽再生を専用で受け持ってもらいます。

Surface Pro
Surface Proと外箱

スペックは、Core i5でメモリ8GB、ストレージ128GBです。ファイルサーバ利用が前提です。

ハードウェア概評

Surfaceシリーズは、Macと比べた場合なんといってもタッチパネルがある点が異なります。現行Windowsであればタッチ操作にそこまで難儀することはないように思いますし、アドバンテージといってしまっても良いでしょう。

ただし、自分の使っているソフトがタッチ操作に最適化されているか(あるいはWindows標準のUIライブラリを使っているか)は確認ポイントかと思います。

タッチパッドが良いのならタイプカバー無料キャンペーンを狙って買えばタダで付いてきますし、選択肢があると言う時点で明確なメリットたり得ます。

また、Windows Helloによる顔認証が非常に高速で快適です。メガネの有無や部屋の明暗によって再登録(認証制度の向上)が必要ですが、それさえ済ませてしまえば、サインイン画面からほぼ一瞬でデスクトップへ移行できます。もし外出時の持ち出しが多い方であれば、その威力が存分に発揮できるのではないでしょうか。

私の用途で何かと重要なのは、静音であることです。音楽再生中にファンの音が鳴り響いては、特に開放型のヘッドホンを使っている場合に音楽鑑賞の邪魔になることがあります。Macではファンはあれど音が鳴るほど回ることはめったになく、優秀でした。また、動作音も顔を至近距離に近づけなければ、気になりません。

SurfaceのCore i5モデルにはそもそもファンがなく、この点での心配はありません。問題は排熱ですが、今のところそこまで負荷のかかる処理をさせる予定もないため、注視しつつ使い進める予定です。

こんな感じで使う予定

Surface with Audio

上がSurface、下がADI-2 Proで、USBケーブルで繋がっています。Surface上で動いているのはつい先日出たばかりのAudirvana PlusのWindows版で、ファイルサーバの音源を無線LANで通信してエイヤッとライブラリに打ち込んでいます。(PCオーディオファイルからは大層に怒られそうな構成ですが……)

Win版Audirvanaはまだ登場したてで、挙動面や速度面で若干不安はあります。特にライブラリのでかい人(数万曲クラス)の方では常用に支障が出るようです。私の場合はライブラリが小さく、そこまで大きな問題になったことはありませんが、描画のチラツキや固まったか?と思わせる挙動がたまにあります。

その他、再生中はスリープを強制的にキャンセルする機能が欲しかったり、タッチパネル操作にもう少し気を使ってほしかったりなど、細かい希望はあります。しかし音質は気にいっているので、試用期間ギリギリまで使ってみようと思っています。(ちなみにWindows版は、Mac版に比べ、音一つひとつの輪郭が若干はっきりしている印象を受けました。)

なお、音源ファイルはファイルサーバにあるので、その間の通信はSMBになります。

そのあたりのネットワーク設定も、若干詰めています。ファイルサーバ – ルータ間のEthernet通信でジャンボフレームを使ったり、QoSでファイルサーバ – Surface間の通信を優先させたり、といった感じです。果たしてどこまで効果があるのか謎ですが、おまじない程度に。

総評

オーディオ用マシンとして買ったSurface Pro 2017ですが、使うソフトウェアが成熟すれば、ハードウェアとしては十二分に優秀で、きちんと役目を果たしてくれそうです。

オーディオプレーヤーとしてはJPLAYも試してみたりしたのですが、うちのDACでは、再生ごとにサンプリングレートを手動で切り替える必要があるらしく、実用的ではありませんでした。JRiverはあまり興味をそそられないので、Audirvanaの完成度が上がることを祈るのみです。

ただ、このマシンを音楽再生のためだけに使うのは非常にもったいないな、という気がしています。音楽再生中はコンパネとして使うにしろ、それ以外にも何かできることはないだろうか……?コルタナさんに話し相手にでもなってもらうか……?

運用のアイディアがまだまだ必要なようです。